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いつも職場から帰る時に通り抜けている ER から見えた夕焼けです。
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今日で転職して丸 1 年、Boston 生活も丸 6 年になりました。もう 1 年 Fellow として働き、その後 MA の Full License を取得、Attending として採用されれば長期的なプランの練り直しが必要かな…採用されるかは全くわかりませんが…それに向けて努力はしたいと思います。
タグ:Boston
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ECFMG の話は「結」で終わったかに思われたでしょうが、実はその続きがあります。現在の J1 visa が切れた後に取得予定のH1B visa は、いわゆる特殊技能がある事で申請が可能です。私は PhD を持っていて、いくつかの Publication もあるので、それらが特殊技能として認められECFMG 取得のみでH1B が申請できるのではないかと考えていました。研究者として働くには PhD で H1B 申請は充分ですが、今後働く予定の施設のVisa Specialist から、 MD として労働するH1B 取得にはStep 3 受験が必須だと言われてしまいました。と言う訳で急遽試験対策を開始、3月、4月の Blog 更新がおろそかと言うか、更新する気分になれなかったのは再び試験準備をしなければならないと言う憂鬱からでした。まずはいつものごとく Step 3 の参考書を購入、ザッと目を通すことから始めました。Step 2 の時にコメントしましたがやはりこの参考書の通読は全く役に立ちません。役に立たない事が判っていてもそれから始めてしまうのは、再び試験準備をしなくてはならないという重い気分、今ひとつ気合いが入らない自分を、参考書に目を通し始める事でなんとか気分を盛り上げようとするためでした。やはり一番役立つのはW 社の On-line 練習問題、さっさとこれに取り組むに限ります。とにかく Step 3 はStep 2 よりさらに問題文が長いのでまるで「英長文読解試験」の様相です。内容は日々の診療で遭遇しうるそれも判断に悩む様な出来事にどう対処すべきかと言った様なものが多く、自分の専門外の部分は変な話、大変ためになりました。私の場合 Step 2 CK を受けて 1 年以上たってから Step 3 を受けましたが、Step 2 CK, CS, Step 3 で問われる内容は違っても頻出疾患は同じ傾向なのでそれらを系統的に勉強し、Step 2 から Step 3 へはあまり間を空けずに受けてしまう事をお勧めします。CCS に関してもW 社の On-line 練習問題をこなせば臨床経験が有る方は充分だと思います。実際の試験に関しては、Step 2 までとの大きな違いは試験が2日間に渡る事で、果てしなく続く英長文読解問題を集中力を切らさない体力、根気が求められます。結果はこのブログを書いていると言う事からお察し下さい。
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さあこれでビザ取得手続きの開始です。あと厄介なのは今働いている施設の上司から早く次ぎのビザを申請する様に言われていて、どのタイミングで退職を伝えるかです…伝えたら即クビになると思うので、そうすると 1 ヶ月以内に米国を出国しなくてはならなくなってしまうためちょっとした駆け引きが必要です。
話の脈絡と何の関係もない写真は昨日、 Memorial Day に訪れた Fenway Park 、外野の巨大な壁 Green Monster を覆う星条旗、国歌斉唱、God Bless America 斉唱、退役軍人への感謝のセレモニー、始球式ではWorld War II で捕虜になった経験がある 94 才の退役軍人がノーバウンドでキャッチャーミットにボールを投げこんでいました。移民の国、多民族国家でありながら米国民の力強さ、結束力、そしてなによりも国に使えて来た人たちへの強い感謝の念を感じさせられました。方や日本の報道を見ている限り、国歌斉唱時不起立者に対する罰則うんぬんを議論していたり、震災後の大変な時期に政変をたくらむ政治家、あまり前向きな報道がなされない日本の将来に不安を感じます。だからと言ってこちらへの永住を決意した訳ではありませんが、毎回ビザの延長や更新などとても手続きが面倒なので、今回新しいビザ取得後にグリーンカード申請でもしてみようかと思い始めました…
タグ:USMLE
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日本から Boston へ戻り、今ひとつ労働意欲が湧きません。 Dilenmma です。写真の空の様にスカッとしてくれればいいのですが…
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要は新しい仕事が始まる時期が定まらず、現在の仕事の落しどころやビザ更新時期についてやきもきしていました。もし現在の仕事場での残り期間が 3 ヶ月程度しか無いのであればのらりくらりと仕事を続けようかと思っていましたが、今週 Boss から 10 月頃になる事を伝えられました。まだ半年以上の期間があるので、とりあえずだらけずに今の所でもう一仕事する決意をしました。
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Sunset で見ることがあると言われている Green Flash ならぬ Orange Flash 様の光柱が見えたので急いでカメラを取り出しました。きっとこれは雲のいたずらでしょう。うまく皆さんに光柱がお見せできているか自信が無い写真で恐縮です。
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今日は一連の試験についての最終話です。最終話にはSunset の写真が合うかと思いますが、この終わりは私にとって新たな始まりでもあるので Sunrise の写真を Up しました。そうこれらの試験にパスするとあっという間に Certificate が家へ郵送されて来ます。この試験の日本人の正確な合格率は分かりませんが、Web 上の色々な情報から 20 ~ 30 % ではないかと推察されます。しかし私の様な者でも Pass する試験なので、日本の資格試験に合格した能力がある方は誰でも克服できる課題ではないかと思います。「頭を使うことが不得意で遊んでばかりいた体育会系人間、共通一時さえも受けた事が無い、45歳にもうすぐ届こうとしている柔軟性を失った頭、そんな人でもパスする試験なら…私にだって…」と励みにしていただければ幸いです。そして皆さんへ一番お伝えしたいアドバイスはこの課題への取り組み姿勢であります。あくまでもこれは資格取得の過程であり、“学問”では無いという事を自分にいい聞かせる事が重要です。すなわちこの過程は「学ぶ」ではなく、「こなして克服」するものだと思ってください。練習問題で難しいと思った問題の正答率がかなり低いことからも、本番で難問に出くわしたら学問的に探求しようとせず、「こんな問題皆出来ていないはず」と適当な解答を選択し前へ進む“割り切り”が重要です。特に我々の分野に進んだ方は、解らない問題を放置して前に進む事など絶対に許されないとの性格の人が多いかもしれませんが、この試験に限ってはその感覚を捨てることをお勧めします。とにかく試験が終わっても正確な感触がつかめない「後味の悪い」試験だと思ってください。特に既卒の皆さん忙しいとは思いますがとにかく時間を作り出し集中的に問題と格闘、そこから試験に役立つ知識を集約、そして最後は勢いで本番を乗り切ってしまう事をお勧めします。HMS の学生さん達はこれらの試験に対して 6 ヶ月以上かけて準備するべからずと指導されている様です。さて、米国へ研究留学を志望する様な方は心のどこかに米国医療に興味を持っているのではないでしょうか。その意味においてはいわゆる「留学」を1 ~ 2 年する方はまとまった時間が取れ、それを実現させる一つのいいチャンスだと思います。留学を契機に研究者への道を歩む方や、留学ならぬ遊学を決め込んで米国を旅行三昧新大陸を満喫したいという方は別として、今時留学して英語論文を一つや二つ出す意味は昔と違って全く無いのではないでしょうか。ちなみに私は元々は後者でした。第一考えてもみて下さい、見ず知らずの東洋人を米国の人が信頼や期待をしていると思いますか?そう信頼や期待どころか、東洋人は中国人と一まとめと言った感じが現状です。ところが日本人は東洋人の中で真面目で優秀、こちらではテクニシャンがやる様な仕事までこなしてしまい、更に人によっては無給で文句の一つも言わずに働き、そして彼らに業績を築いてあげています。運が悪い人はいくら頑張っても日本へ帰国後、自分が関与した論文が Publish された時、自分の名前がそこに載っていない現実を突きつけられることもしばしば、そんなばかげた奉仕はせず自分のために時間を使うことをお勧めします。ただ Fact Card を見て判るように外国人の Matching 率が 40% と低いことから、資格を取ってもそれを十分に生かせない可能性があります。どう考えても私の様な年齢の人間に米国政府が国民の税金を使うメリットは無く、更に丁稚からスタートを切りなおすにしても体力的に困難な年齢になりつつあるそんな悪条件の中、資格取得を決意した経緯は「起」に書きましたが、こちらの Boss の勧めすなわち資格取得後のある程度の保証があったからです。ちょっとズルい様に聞こえますが、この厳しい競争社会の中へ所詮 Minor の東洋人が入り込むには何かしらの力添えが必要であるのも事実であります。若い人はとりあえずチャレンジでも良いですが、私と同じような年齢の方は何かしらの裏づけを取ってからチャレンジする事をお勧めします。裏づけの取り方を聞かれると困りますが、人間関係を大切にすることと後は運でしょうか。また有名施設で初期研修を希望している方は高得点が要求されるため、割り切らずにしっかりと勉強する必要があるかもしれません。従ってこれまでの私の情報は役立ちませんのでご注意下さい。ただこの試験にパスした知人は、この試験は「パターン認識だ」と言い切っていました。その意味では深く勉強などしなくてもやり方によっては高得点が出せるのかもしれません。多分そう言ったノウハウは予備校が持っているのかもしれませんのでコンタクトを取ってみるといいでしょう。ちなみに私が居る近辺の施設で、第一段階の得点が 240 以下で研修に応募して来る方はいらっしゃらないそうです。
とにかく沢山の情報が Web 上にあふれています。机に向かっても気合が入らない時、不安に駆られた時など何気なく Web 上の情報をついつい検索してしまう人も多いかと思います。当たり前のことかもしれませんが、無事通過した人はそれなりの情報を発信していてその内容は「私も同感」と言った感じのものが多いです。一方で奮闘中の情報や、途中で途絶えてしまっている情報は慎重に吟味することをお勧めします。
以上をもってこのシリーズの話もやっと終了となりますが、私にとってはこれからが始まりであることは言うまでもありません。この Certificate 取得で今後の米国滞在における選択肢が増えはしましたが、同時に米国社会の中へ Minor の私が更に入り込んでゆかなくてはならないと言う困難の始まりでもあります。今後の成り行きは勿論のこと、今まであまり紹介していない過去の米国での仕事にまつわる出来事などについても機会を見て紹介してゆきたいと思っています。そして最後になりますが受験を決意し、参考書を読み耽った最初の4ヶ月は不要だった様に思いますが、実技試験が終了するまでの1年7ヶ月、仕事以外のすべての余暇をこれに費やし、本当に家族にはいろいろと迷惑をかけました。耐え凌でくれた家族に心から感謝です…おわり。

タグ:ECFMG
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転(4) [Career]

米国の空港や Amtrak の待合室では Lap Top の電源を確保する人や携帯電話を充電する人で、壁や柱にあるコンセント差込に近い席から先に埋まってゆきます。公の場にあるコンセントから電気を頂戴することは米国では日常茶飯事です。写真は先日 Boston へ帰る時に経由した JFK の待合室で見かけた会社が広告のため設置している無料の携帯電話充電柱です。勿論広告主は残念ながらガラパゴス化してしまった日本の携帯会社ではありません。
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日本では駅構内のコンセントから携帯電話を充電した人が電気泥棒で捕まったと言うニュース記事を読んだ記憶があります。エネルギーを輸入に頼っているわが国と違い、米国では公共の電気を失敬してしまう事に対する感覚に大きな差がある様です。感覚、習慣、作法の違いに慣れる事は異国で暮らすうえで重要であります。最近克服しなければならなかった作法がありました。それは例の試験の実技です。米国で専門教育を受けたことがない人は迷わず予備校(K 社)を申し込み、米国の「お作法」を学ぶ必要があります。大変いい値段の講習会ですが、予備校はそれなりにノウハウを持っており、その集約された講義内容と少人数制の実技訓練であることを考えれば妥当な値段だと思います。予備校には米国で専門資格を取って働こうと思っている若い外国人が世界中から沢山集まっていました。昨今の日本の若者の内向き思考を反映してなのか、日本人の若者が居ないことを残念に思いました。参加者のレベルも様々、講師が教える事をああでもないこうでもないと自分のお国と作法が違う事に文句を言っている人もいました。そんなに文句を言うなら予備校など来ずに自分で勝手に勉強してればいいのにと思う場面もありました。郷に入ったら郷に従え、合格への近道を熟知している予備校を信じてやるしか無いです。色々なところに書いてありますが、この試験はとにかくタイムマネージメントがカギです。15 分と言う制限時間内に要求されている事項を「すべて出し切る」訓練が必要です。頭の中で判って空で暗記を完璧にしていてもまったく駄目、どんな状況に置かれても口から英語が「人前」で確実に飛び出す様な訓練が必要です。沢山の質問や受け答えのサンプルが参考書にあり丸暗記もいいですが、私の経験上いざという時に口から飛び出す英語は自分の使い慣れた言い回しです。よってサンプル文を自分の言葉で言い換える事から始めることをお勧めします。聞くところによると米国の学生でさえかなりの時間をさいて模擬練習をして本番に臨んでいるそうです。つまり Native English Speaker でない人たちはそれなりの準備が必要と言うこと、ネット上に受験予定者が「練習相手求む」という書き込みをしている意味が理解できます。この試験の米国外大学卒業者の合格率は75%程度とされていますが、この中には米国出身の Native Speaker で米国の大学へ行けなかった様な人たちが数多く含まれているのではないかと推察します。正確な日本人受験者比率は判りませんが、Non Native Speaker と言うか、英語で専門教育を受けて来ていない人達の実質合格率はもっと低いのではないかと想像します。合格率75%くらいだから大丈夫だろうと思って試験に望むと足元をすくわれると思います。日本から受験に来る方は時間的、経済的制約から予備校と本試験をセットで渡米される方が多いようです。大金を無駄にしないためには、日本でとにかく 15 分という時間を意識した下準備を入念にされることをお勧めします。私は申し訳ないが、米国在住の地の利を生かし K 社の講習を NJ、本番直前に模試をもう一回 IL で受けました。土曜日に開催される同社の模試は、全国どこの会場でも毎回同じネタだそうですが、本番直前にまったく知らない外人を相手に練習が出来るいい機会だと思います。模試の採点表を比べてみると NJ の方は丁寧な手書きコメントがしてありましたが IL は…同じ K 社でも質に差があるようです。ちなみに私は二回受けた土曜日の模試はいずれも落第点、沢山練習を積んで本番直前に受けた試験の方が悪い評価をいただきました。その意味から模試の成績で一喜一憂する必要は無いかと思います。K 社の講師がここの模擬試験はかなり難易度が高いと言っていましたが、私が思うにそんな事はありません。本番の方が一ひねりも二ひねりもした設定だと思いました。第二段階試験で勉強した範囲の中から何がでてもおかしくはないと言った感じです。実際私の時も、「えっ!?」と思う様なものが出ました。言い換えれば「えっ!?」と思った時、いかに冷静に英語で立ち回れるかが Key だと言う事です。さて肝心な本試験の件ですが私は IL で受けました。Airport M ホテルに宿泊、試験会場はホテルの駐車場を横切るだけの好立地でした。夏場は問題ないでしょうが私が経験した第二段階試験が大雪警報発令で中止になってしまった時の様に、実技試験が中止になるかどうかは知りませんが、日本からわざわざ渡米してきてそんな事になったら途方にくれてしまうと思います。そのリスクを回避する意味で、冬場に受験を予定する方は IL を避けて比較的暖かい CA, GA, TX あたりが良いかと思います。試験場所によって難易度が違うなどという噂をまことしやかに話す人もいる様ですが、試験はとにかく高い Quality control がされているそうなので、そんな事があるはずもないと思いますし、そんな噂にとらわれている様では駄目だと思います。それから記録に関しては、しばらくするとすべて電子化されるそうです。Type が得意な人はいいですが、これまた日本人には受験難易度が上がってしまう要素になってしまうのか、それとも Paper less 世代には単なる老婆心なのか、10 分で A4 にすらすら英文 Type が出来ない人は電子記録に完全に切り替わる前の受験をお勧めします。とにかく実技試験に関しては練習あるのみ、Good Luck ! としか言いようがありません。私が思うに、3つの試験で一番気合が必要だったのはこの実技試験でありました…つづく。
タグ:ECFMG
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転(3) [Career]

日本に一時帰国の際は必ず飛行機を利用して日本国内旅行をしています。その理由は Yokoso Japan というプログラムで国内線チケットを、いずれの一区間でも一万円で海外居住者は購入出来るからです。私が 30 年来足しげく通う離島は羽田からの往復正規運賃が 10 万円、それをたった 2 万円で往復出来、マイルも正規運賃と全く同じ、こんなお得なプログラム利用しないすべはありません。目的は釣りですがあいにくの悪天候、強い北東風を凌げる島の南岸で泳いで天気待ちです。夕方、西の天気がやや回復、神島だけが夕日に照らされていました。我々が行きたい漁場はこの島から更に 2 時間西へ行った所、今回の厳しい気象状況では行けません。漁場へ行けるか行けないかは天気次第と言う事には慣れていますが、天気に関して思いもかけない事がありました。話しは大分飛びますが例の試験の時にそれが起こりました。
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試験会場は前回と同じ、家の前の通りを反対側へわたり徒歩たった2分のところの雑居ビルの中です。「冬晴れ」の身引き締まる寒さの中を歩き、気合い充分で建物に入って行きました。前回は色々な試験を受けに来ている人達が試験会社へ続く廊下で資料の最終チェックなどをしている姿がありしましたが、その日はなぜかそういった人の気配が全く無く静まり返っていました。何か変だと思いながら試験会社へたどり着くとドアは閉ざされ“本日臨時休業、試験会社へ連絡されたし”の張り紙がしてあるではないですか!家へ帰りメイルをチェックすると、大雪警報発令で職員の安全確保のため試験場は二日間閉鎖、予定していた試験は予約を取り直して下さいとのメッセージが前日付けで入っていました。試験前 2 日間、外界との接触をすべて断ち試験モードに突入していたため、メイルチェックをしていませんでした。この日 Boston から DC あたりまでの広範囲の東海岸に警報が出ていましたが、大雪にみまわれたのは南の DC あたりのみ、ここ Boston は何度外を見ても見事な晴天、そうはずれ警報です。おもわず緊張の糸が切れそうになりましたが、天気のせいでは仕方がないとグッと押さえ予約を取り直しました。あまり長くこのモチベーションを保つのは困難と思い、最短で予約が取り直せる 5 日後を押さえました。しかしそこは 2 月の School Vacation の真只中、当初は試験を終えた息抜きと家族サービスのために旅行を予定していましたがすべてキャンセルしました。試験を受けずに旅行へ行っても全く楽しめないだろうし、家族には泣いてもらいました。 5 日後、無事試験を受け、終わった時の感想はとにかく大量の英文を読まされ「疲れた」の一言です。時間を区切った速読のトレーニングを積んでいたので時間が足りないと言う事はありませんでした。第一段階試験と同様とにかく「後味が悪い」試験です。結果はこの写真の様に光が射してくれればいいのですが…
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通称「神島」、昔はここへ遊びに行くのが憧れでしたが、装備充実とともに更に遠くへ出かける様になりました。この写真の翌朝、神島を目指しましたが天候が急転、あまりにひどい時化で遭難するかもしれないと思いながら引き返してきました。この島の東の海域は河の様な流れがあり天気が悪いときは恐ろしい海に変身します。いつもの静かな島の南岸の湾へ戻ると、貨物船沈没の捜索のためだろうかめずらしい事にこんなところで保安庁の巡視船が波待ちをしていました。天気次第と言う事には慣れっこのはずでしたが、試験の時に遭遇してしまうとは参りました…つづく。
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転(2) [Career]

突然ですが今,所用で日本に一時帰国しています。やっぱり日本の食文化は「すばらしい」の一言です。こういうものが Boston で食べられれば申し分ないのですが…
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さて話は例の試験の件に飛びますが、第一段階試験結果にホッとし早速第二段階の準備に取り掛かりました。総合参考書一冊にザッと目を通し、Online 練習問題に突入しました。ちなみにその参考書はその後二度と開くことは無く、今でも新品同様です。第二段階は第一段階で勉強した知識が非常に役立ちます。私の場合、第一段階を勉強した時に自分なりのノートを作っておきました。それに第二段階で要求される知識を書き加え整理してゆきました。私の知識の整理の仕方は20年前も今も「紙に書く」ことが基本です。今の学生さん達はきっとOnline、Paper Less が当たり前、たぶんそれに慣れている人達は手書きのノートを作る等というレトロな作業はもはやしていないのだろうと想像します。まあ時代の違いは仕方無い事で、自分が慣れた方法で準備し Goal を目指すしかないと思います。また、試験はどの段階から受けても良い事になっているので、取つきやすく難易度の低い第二段階から受ける方もいらっしゃるそうですが、第一段階から受けた方がそれなりに知識を系統的に整理できるので私は順番に受けることをお勧めします。そして、前回痛感した時間が足りないと言うことに関しては、練習問題を解く一回目から問題を時間内に「こなす」訓練で克服できます。練習問題を3回とにかく克服して第二段階試験の本番に望みました…つづく。


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転(1) [Career]

今日で出張も終わり、Vancouver から Boston へ戻ります。昨年試験準備中に行った出張先で空き時間を見つけては Online 問題と格闘していたのを思い出します。出張先のホテルは誰にも邪魔される事無く集中出来る絶好の場所でありました。格闘の息抜きにはホテルの窓から景色を眺めたり、食事がてら街を散歩などしていました。YVR の街を散歩しているといたる所に Contemporary Art が設置されていて目を楽しませてくれます。この作品、やっぱりここ YVR は Asian な感じですね。
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さて対策の方はというと  W 社 Online 練習問題を 3 回繰り返し、模擬試験をやってみるととりあえず合格圏内にいました。K 社の Online 練習問題などもやろうかと思いましたが、あれこれ手を出すのは自滅パターンかと思い、かつこれ以上何かをやっても得点に結びつくか判らなかったので、模擬試験結果を信じて第一段階試験本番に望みました。本番は皆が書いている様、とにかく時間が足りません。第二段階試験より問題文は格段に短いのですが、問われている内容が難しく、正確に問題を理解するのにどうしても時間がかかります。本番の試験を始めてまず感じたのは、確実に練習問題よりも難易度が高く問題がとても洗練されていることです。中には問題文を読んでもさっぱり判らないものもあります。よって最初の五問目くらいまでは久々に心臓が「バクバク」、とにかく自分を落ち着かせる事に努めました。難問に深入りは厳禁、問題文読み直しも厳禁、そう言う問題はさっさと適当な解答を選択し、割り切って前へ進むことが肝要です。本番前、時間を区切って問題をこなしたのは直前にやってみた模試のみでした。練習問題を解く段階から、「時間」を意識した速読の“トレーニング”が必要だったと感じました。それを全くやらずに本番に臨んだのは今から考えれば「無謀だった」の一言です。また、練習問題と似た問題が出ると言う情報を寄せている方もいますが、私の時は全く無かったです。あってもそんなのは 1 題位でしょう、とにかく洗練された試験なのでそんな事に期待をしてはいけません。とは言え練習問題をやりながら身に付けた知識は確実に役立ちますのでご安心を。試験が終わり家路を歩きながら思ったのは「もし落ちていたら次に試験を受けるまでどういう対策を取ったらいいのだろうか…」というものでした…つづく。
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昨日、今日と Boston の気温は 20 度を越え、紅葉真っ盛りですが大変過ごしやすい秋とは思えない陽気です。いつもの公園の柳の葉も色づき始めました。温かさに誘われて芝生の上で本を読んでいる人がいました。何か勉強でもしているのだろうか?
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さて私の方はと言うと、試験へ向けての第一歩はなんと言っても情報収集です。ネットから読みとれたのは、第一段階試験が難関でそれに関する沢山の情報がある事、第二段階の試験に関しては打って変わって特にこれと言った情報が無い事、そして実技試験前には必ず対策コースに参加する事でした。仕事もあるので予備校へ通うという選択肢は私にはあり得ません。実技試験準備のため訪れた K 予備校には色々な国の人達が第一段階、第二段階試験勉強のために通っているではありませんか。きっと様々なレベルの教育を米国外で受け、何らかの意味での補習が必要なのでしょうか。その意味においては日本の大学に入学して資格試験を Pass した方は、予備校通いをしなくても自分で乗り越えられる課題である様に思います。後述しますが、高得点を目指さなくてはならない人は、きっと予備校はそのノウハウを持っているのかも知れません。まあ私の場合は通過を目指してとにかく自分でやるしかないという訳です。20 年前の試験勉強と大きな違いはやはりネットの存在です。昔、学校等行かず「こつこつ独学で勉強して資格を取った」などという美談を誰もが耳にしたことがあるかと思います。しかしネットから得られる情報で、系統的学習が充分出来る現在、もはや「独学」と言う言葉は死語になってしまったのではないかと思いました。さて数多くの情報から、どれを信じていいものか…約 20 年ぶりの試験対策、ちょっと構えすぎてしまいました。米国学生が使用している基礎科目の参考書を 4 冊、総合参考書 1 冊を購入し“通読”する事から始めてしまいました。仕事の合間に通読に要した期間は 4 ヶ月!通読中フムフム、あーなるほど等と思いながらページをめくっていましたが、頭に残ったものはゼロでした。ただ米国の参考書で売れているものはいずれも優れもの、何が良いかと言うと図です。正に目から鱗、「図たるやこういう物か」と知識を整理するのに本当に役立ちます。さすが優れた本、翻訳されたものが日本でも出版されているではありませんか。所用で日本へ帰国した際、本屋さんで茶色いカバーがついた本を立ち読みしてみるとその訳本の日本語がひどいこと、何が書いてあるか日本語なのにさっぱりわかりませんでした。自然科学分野でこんな訳本がまかり通る日本の現状はお粗末としか言い様がありません。また私が学生のころには無かった日本の資格試験のための高価な Bible 的参考書があるそうで、米国の試験にも役立つとの情報を散見しましたが私は使用しませんでした。その書籍代で S 大事典が入った電子辞書を購入した方が良いと思います。英語は勿論のこと日本語でも専門的な検索が出来るので参考書としても使え、効率よく学習するために何かと便利です。話しを元へ戻しますが参考書 5 冊「通読」後、Online の練習問題に取りかかりました。そこで気づいたのは、問題を解きながら知識の整理が必要だと思われる部分を本から吸収するのが正攻法であったようです。参考書の通読は一度習った事なので既卒者(私は卒後20 年ですが…)は基本的に必要ないと思います。通読に費やした 4 ヶ月は完全に失敗、気負いすぎでした…とは言え、いきなり問題を解きだすのも抵抗があるかと思いますので、あえて読むなら総合参考書一冊だけザッと目を通し、後で問題をやっていて判らない事を調べるのに、それがどこに出ていたかを覚えている程度の読みの深さで良いと思います。「 英語に慣れるため」に通読を勧める意見も散見しますが、専門用語がほとんどを占める我々の分野の本は「英語に慣れる」目的には向かないと思います。学生時代に不得意としていた分野は今でも不得意、当たり前か…つづく。

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私の部屋は東向き、海に沈む Sunset は勿論見えませんが、部屋から綺麗な朝焼けとそれに続く Sunrise が拝めます。
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毎朝暗いうちに起き出して机に向かいながらこの朝焼けを拝む生活が始まった事の起こりは 3 年目以降の米国残留決心です。米国上司から日本でのキャリアを生かす様に言われ Yes と返事をしてしまった事、これはすなわち米国において専門職 License 取得宣言をしてしまったのと同じでありました。 4 年前の渡米直後から License 取得に関してはチラチラ頭によぎってはいましたが、そう簡単に決意出来ることではなかったのが現実です。なんと言っても卒後約 20 年、42 才過ぎからの試験勉強、とても億劫な事だと想像していただけるかと思います。それも基礎から勉強をし直さなくてはならないのです。この試験勉強に対する Motivation を維持するため Blog を開設している方を散見しますが、限られた期間で Pass しなければならない私にその余裕は無く、もし落ちたらいい年をして恥ずかしいという事もあり、こっそり勉強開始です。日本の License は単なる紙切れで役に立たないと書きましたが、これがあれば米国の大学を卒業していなくても米国 License 受験資格を書類さえ提出すれば貰えます。書類のほとんどは出身大学が作成、大学が直接試験事務所へそれらを提出します。もちろん書類は英文、面白いというか試験事務所もよく考えていて、「大学からの書類に不備」がある旨の手紙が私と大学の両方に郵送して来ます。その度に手紙の内容を私が和訳、英文手紙の雛形等も書いて母校の事務方さんに渡し、書類の再提出をしてもらったりしました。大学の事務方さん曰く「ここ 4~5 年この申請が無かったもので、てこずって申し訳ない」との事でした。話に聞いたところによると Iron Gate で学んでいる方たちの約1 / 3 が、良く判りませんが“ TASK ”としてこの試験を学生時代に受けているらしいです。あくまでも聞いた話なので嘘か本当かしりません。それに比べ私は“ここ 4~5 年この申請をする人が無かった”そんな身の丈の者です…つづく。
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